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隔壁 (前回 の続き)

皆さんは隔壁(カクヘキ)をご存知ですか?

知るわけないですよね笑

ラバーダムをかけるには隔壁を立てなければかかりません。

また隔壁がなければ治療終わりの蓋が十分に入りません。

大学病院時代は、隔壁、ラバーダムがマストでした。かけるのが当たり前で書けないでやっていようものならば白い目で見られるくらいです。

しかし、大学を離れて外に出ると、あまりに真逆の光景で衝撃を受けてしまったことをよく思い出します。

当院は必ず隔壁を立てます。理由は少し専門的な話になりますが、根っこの治療終了後の蓋の厚みが

4mmほど欲しいからです。隔壁を立てなければ厚みは取れません。取れないまま次回の予約まですーーーーっと細菌が入り続けることになります。(コップのような筒にティッシュなんかを詰める動作を想像すれば良いでしょうか?筒の状態を作らなければ厚く詰められないですよね?)

それだと治療しているのかなんなのかよくわからないですよね??ですので必ず隔壁を立てます。

以前のブログにも書きました、見えない一手間、隠し味ですね。そういった一つ一つのことが積み重なる事が良いのです。

教授もよくそのように話しておりました。

これからも先人たちの教えを守って丁寧な治療を続けていきます。